株式会社東芝 インダストリアルICTソリューション社 笹川 悦男 面対面で企業と向き合う仕事。
苦労は買ってでもすべき

略歴・プロフィール

笹川 悦男(ささがわ よしお)●1962年神奈川県横浜市生まれ。54歳。
父親の転勤の影響で小学校から宮城県仙台へ。小学5年の時に横浜に戻り、教育熱心な母親の指示で中学受験のために「自らの意思に反して」進学塾通い。「仙台では毎日山や川で遊んでいたので、いわゆる“お受験”で生活が180度変わり、どんどん勉強が嫌いになっていきました」と苦笑いを見せた。その結果、私立中学の“お受験”には失敗。公立中学へと進み、当時、五輪競技としても人気のあったバレーボールに没頭する。当然、成績もそこそこ。それでも笹川の母親は、学区一番の県立高校を志望。「受験できるよう担任の教師と話をつけた」ものの、再び受験に失敗し、私立・鎌倉学園に進学した。母親からはバレーボールをやらせてもらえず、勉強もする気もなく「最悪の高校生活がスタートした」という。
ところが高校最初の学力考査で500人中13番の成績を収めた。それが笹川のターニングポイントになったようだ。「もしかしたら、オレはやれば勉強が出来るのかも…?」と感じた笹川は、以降、高校3年間、学業に専念する。
「県立高校の受験に失敗したため、母親はさらに私に厳しく、殺伐とした家庭の雰囲気で、まともな大学に行かなければ今後の人生はないと思わせるような状況だったんですよ」と母親との当時のエピソードも明かしてくれた。
その結果、慶應義塾大学商学部へ現役合格。同好会でのバレーボール、家庭教師やファミリーレストランでのウェイターのアルバイトに明け暮れたという。ウェイターの経験を通して笹川は「目に見える、確かなものを売っていきたい」と製造業の営業職を志すようになる。
そして1984年4月、株式会社東芝(本社)に入社。情報システム本部 電算機・OAシステム事業部に配属され、黙々と仕事を続ける日々が続いたという。その後、関西支社への転勤を経験した後、1998年 報道・サービスシステム営業部課長に。
2003年から東芝ソリューション株式会社へ転属し、報道・サービスシステム営業、メディアソリューション営業など一貫して対法人のソリューション営業部門を歩む。2009年4月に流通・運輸・メディアソリューション営業事業部 事業部長に就任。そして2014年には同社 執行役員 営業統括責任者となった。
2015年4月から現職。東芝一筋の笹川。自らの経験と営業職について熱く語る表情は大手企業の叩き上げの営業マンといった印象。だが時折こぼれる笑顔に、彼の人間味が現れているようだった。「大先輩に『笹川は人に強いからな』と言われ嬉しかったですが、振り返ると失敗の連続だったような…」。
趣味はゴルフ。お客様ともゴルフ場で時間を共有することが多く、年間50ラウンドをこなすという。26歳の時に結婚した奥様との間には二人の娘さん。長女はすでに結婚し、今年の春に笹川は初孫を抱いた。

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株式会社東芝 インダストリアルICTソリューション社 笹川 悦男

モノやサービスを作っている企業の営業職は幅広い活動が必要とされます。営業の仕事で心がけてほしいことは、キーマンであるお客様の懐に一歩踏み込むこと。打ち解けるのがなかなか難しい場合もありますが、長く接していけば必ずお互いの人間的なところが見えてくるものです。そのタイミングを捉えて相手の懐に飛び込んでいくと、少しずつですが信頼関係が作れます。そして、それがいざという時に役立つのです。
とはいえ法人営業の場合、相手となるのは会社です。どうしても体質が合わない企業もある。そういう会社とは何度仕事をしようとしてもうまくいきません。これは企業文化の違いで仕方のないことです。おつき合いするとお互い不幸になることもありますので、時には注文や仕事をお断りする勇気も必要です。そんなことすべて含めて、営業という仕事は自分自身を鍛えることができますので、多くの若い人たちに興味を持ってもらいたいと考えています。

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素顔
素顔

法人営業で長いキャリアを持つ笹川の印象が変わったのは、高校から大学時代の思い出に話が及んだ時だった。厳しかった母親への反発心と持ち前の負けん気を見せていた笹川が、それまでとは別の笑顔で当時を振り返った。

忘れもしない、20037番。

「中学と高校受験に失敗していましたから、高校に入ってからは母親との会話はほとんどなくて、独りで食事をして、勉強して、高校に通うという毎日だったんです。今から思えば殺伐とした家庭内の雰囲気。でも当時は、みんなこんな暮らしなんだろうと思っていましたね…笑)。大学の合格発表で自分の受験番号を見つけた時がそれまでの人生で最も嬉しかった瞬間だった。今でも忘れもしない、受験番号20037番です…笑)。あぁ、これで勉強と厳しい家庭環境から、やっと解放されると。ですから大学ではバレーボールとアルバイト中心の生活。高校時代から180度違う生活ですよ。よく4年間で卒業できたなと自分でも思いますね。ファミリーレストランのアルバイトでは、『うちの入社試験を受けて、うちに就職してよ』と言われるくらい、よく働きました。アルバイトを通して教わったことは、お客様の喜ぶ顔、そして人間関係の大切さということだったように思います。社会で生きていく上でのダイナミズムを肌で感じた、貴重な体験でしたね」

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近況UPDATE

法人営業一筋の笹川は、営業という仕事に欠かすことの出来ない人間関係について、自らの経験を熱心に話してくれた。聞く者を説得するような話しぶり。現在は営業統括責任者という立場だが、最前線に立つ優秀な現役営業マンといった印象である。

00:40「自分が優位に立てそうな事業体を志望」
02:20「大事な時に、なに電話してきているんだと怒られて…」
03:45「お客様との関係は自分の代では途切れさせない」
04:04「持つべきものは友」
04:39「クセのある方がいらっしゃる」
06:07「少しでも不安があるのなら東芝とやるべきだ」
06:57「面対面のアプローチ。いろいろ辛い場面がある」
07:21「『苦労は、買ってでもしろ』 私自身心がけていること」

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COMPANY INFORMATION
企業名 株式会社東芝 (インダストリアルICTソリューション社) Toshiba Corporation (Industrial ICT Solutions Company)
所在地 東京都港区芝浦1-1-1
業種 電機
設立 1875年(明治8年)7月
資本金 2,000億円(2016年7月31日現在)
従業員 187,809人(連結)
事業内容 エネルギーシステムソリューション、インフラシステムソリューション、リテール&プリンティングソリューション、ストレージ&デバイスソリューション、インダストリアルICTソリューション事業
URL http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm
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