アイ・ティー・エックス株式会社  永繁 充 変化することが苦痛ではなく、楽しみという感じ

略歴・プロフィール

1962年滋賀県生まれ。子どもの頃は川で魚を獲ったり琵琶湖で泳いだりする一方、図書館にある本を端から読破するなど読書にも熱中していたという。好奇心が旺盛で活発な子ども。よく喋り、人前に出ていくことを好んだ永繁は、生徒会長なども積極的に務めた。立板に水。そんなフレーズを想起させるかのようにインタビューに応える永繁。その資質は子どもの頃から養われてきたものなのかもしれない。
中学時代、1976年に創刊された雑誌『POPEYE』(ポパイ)に衝撃を受ける。同誌が紹介するアメリカの文化やライフスタイルに刺激を受け、琵琶湖よりずっと広い世界があることを永繁少年は知った。
大学は地元の滋賀大学へ。経済学部で学びながら体育会のバスケット部に入る。ところが体育会とは名ばかりで「監督もいない弱小チームでしたね。練習メニューなど全て自分たちで考えていました」と振り返る。世界の広さを感じていた永繁は、就職先に商社を選ぶ。1984年日商岩井(株)に入社。財務部勤務となり商社のお金の流れを把握する。その後1987年から情報通信プロジェクト室(後の通信事業部)に異動。当時は、情報通信技術の革新が進む中、1985年の日本電々公社の民営化、NTTの発足を受けて、多くの企業が情報通信市場への参入を果たしていく状況にあった。とはいえPCやスマートフォンどころか携帯電話すら登場していない中、情報通信分野がどこまで成長するのか、どの企業も手探りの状態。にもかかわらず、新しモノ好きでもあった永繁は、日商岩井(株)通信事業部に籍を置き、エヌ・アイ・テレコム(株)(現・ITX株式会社)などに出向しながら、情報通信の仕事にのめり込み、ポケットベルや携帯電話の普及などの仕事に励む。
永繁によると携帯電話の普及が進んだのは1995年。「不謹慎の謗りを受けるかもしれませんが、神戸の大震災以降、緊急時の連絡手段ということで携帯電話が多くの方に認知され、一気に売れ始めたと記憶していますね」と永繁は振り返った。
2000年4月、日商岩井(株)情報通信産業本部から分離独立したITX株式会社が発足。その中心メンバーとして同社に転籍。現在では、同社の執行役員 ソリューション事業本部長兼ICTビジネスユニット長として、これまで培ってきた情報通信分野での経験を生かしながら、次のビジネスへの取り組みと後輩の指導に辣腕を揮っている。ヨット、フライフィッシングなど大自然との駆け引き、川魚との勝負を楽しんできた永繁の現在の趣味はゴルフ。「何でも道具にもこだわるほうですね」と笑う。浅黒く日焼けしたエネルギッシュな表情が印象的な54歳。
(インタビュー/2016年4月13日)

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アイ・ティー・エックス株式会社  永繁 充

私の世代はろくに遊び道具はなかった。ですから自分たちであれこれ工夫して面白がって遊ぶことばかり考えていたように思います。いまの若い世代は何でも与えられていますよね。スマートフォンやアプリ、ゲームなど。だからある意味、仕事も与えられたものと考える人がいるようです。もちろん商材や相手先などは初めは会社からあたえられるものですが、与えられたもので「仕事をやらされる」と考えると面白くない。仕事のやり方は自由です。情報通信の仕事は、日本ではまだ30年ほどのもので技術的な進歩も速い。常に次の新しいことを考えていかないとすぐに遅れてしまい面白くなくなる。そうなったら成果を出せない。ひとりひとりが新しいことを面白がりながら、自分なりに仕事を楽しむことを考えて欲しいですね。

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素顔
素顔

1980年代から社会人としてのキャリアを情報通信の仕事で築き上げてきた永繁。ポケットベルの時代から始まり、携帯電話、そしてインターネット通信へと常に新しいテクノロジーを追いかけてきた。「次の新しい商品を扱うことで、それまで自分たちで売ってきたモノの息の根を止める仕事だった」と少し自嘲的な笑いを浮かべたのが印象的だった。

根っから勝負事が好きなオヤジなんです。

「熱中したことですか? 建前としては仕事ですよ…笑)。趣味としては社会人としての若い頃にはヨットにはまりましてディンギーレースに出ていました。それからフライフィッシング。今はゴルフ。月3回はラウンドしています。あれこれ工夫しながら、大自然と闘ったり、魚との駆け引きに夢中になったり、自らのスコアに挑んだりしているときに充実感を感じてしまう。要するに根っから勝負事が好きなオヤジなんですね。仕事も勝負事として考えて、商材や組織は変われど、楽しんできたように思います」

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近況UPDATE

移り変わりの激しい情報通信の業界で営業を中心に一貫して情報端末の普及の仕事を手がけてきた永繁。その言葉からは、社会の趨勢、技術の進化、そして揺れ動く人々の気持ちなどあらゆる変化を厭わない潔さが伝わってきた。本人は「今はただのオヤジですけれど…」と口にするものの、安定を求めがちになる仕事人生において「仕事ってやらされると面白くないですよね」とニヤリと目を光らせたその表情が印象的だった。今でもエネルギッシュなオヤジである。

「子どもの頃は神童、今はただのオヤジですけれど…笑」(01:36)
「海外って凄いなという記憶を思い出して商社へ」(02:24)
「財務部から本来の営業に行きたいということで営業へ」(03:05)
「変化することが苦痛ではなく、楽しみという感じ」(05:16)
「電話から情報端末へ。その仕事の一部をやらせてもらった」(06:19)
「仕事ってやらされると面白くないですよね」(07:25)

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COMPANY INFORMATION
企業名 アイ・ティー・エックス株式会社 ITX Corporation
所在地 東京都港区芝浦四丁目13番23号 MS芝浦ビル6階/9階
業種 サービス業
設立 2014年12月1日
資本金 100億500万円
従業員 2,518名(2015年3月期)
事業内容 テレコム事業を中心とした情報通信サービス事業
URL http://www.itx-corp.co.jp/
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